「キー電池交換」をやってみよう
例えば、車のドアロックを開錠するとき、施錠するとき。エンジン始動するときなど。リモコンキー機能搭載車両が一般的となっています。雨の日や、荷物で手が塞がっているシーンなどカギのボタン操作をすることなくドアロックを開錠したり、カバンの奥底まで手探りする必要無くエンジン始動が出来るなど、とても便利な機能ですよね。
とても便利なのは嬉しい事なのですが、近年その機能も車のモデルチェンジに連動して高機能化している傾向です。例えば、ドアロックを開錠して車内へ乗り込む場合、運転席のドアグリップを握った直後に開錠しましたが、一部最新モデルは車両に近づいた時点で開錠するモデルが登場しています。
ただ便利機能である一方、「キーバッテリー」の消耗が早い傾向にあります。
これは、車両側とリモコンキーキー間が一定の距離へ近づくとお互い電波を出し合い、カギと車両の一致確認をしている為です。なので、ドライバーさんはリモコンキーの操作無くドアを開けることが出来るのです。ひと昔前の機能は、リモコンキーのボタンを押す時だけ電池を消耗していたので3年から5年、電池無交換で作動することも珍しくありませんでした。
『ニューサービスプラス』や『延長サービスプラス』をご加入ですと、加入期間中であれば全国の正規ディーラーでキー電池交換は可能です。また車両から事前に「キー電池の低下」のメッセージを把握できれば、予め交換しておくことが出来るので安心ですよね。
しかし、ボタン電池の特徴でしょうか、外気温の影響からか、急な電圧低下を起こし突然機能しないケースが発生します。
仮にそれが旅行先で、周りにはディーラーも無い状況が重なってしまえば。とても不便ですよね。
もし、キー電池の交換方法を知っていれば「コンビニエンスストア」や「ホームセンター」、「スーパーマーケット」のレジ横など身近に電池購入することができますから、あとはキー電池を交換するだけ。
予め交換方法を知っておくだけでも安心ですよね。
今回はやってみると意外と簡単。キー電池の交換方法をご紹介します。
キー電池交換は大きく分けると5つのステップで完了します。
Step1:
リモコンキーのカバーを開ける
Step2:
古い電池を取り出す
Step3:
リモコンボタン10秒長押し
Step4:
新しい電池を入れる
Step5:
作動確認をしたらカバーを閉じる
具体的に、
Step1:
リモコンキーカバーを開ける。
カバーを開ける時は、ちょっと固いですが。。。指でカバーを開けられるタイプと、
細いマイナスドライバーのような工具を使って開けるタイプがあります。
↑ ↑ ↑ 上二枚の形状はカギが格納されている隙間から指先で割るように開けることが出来ます。(ポロ、ゴルフ、ザ・ビートルなど比較的多くの車種がこの形状です)ちょっと開け方が慣れない最初は、力加減が分からず難しく感じられるかもしれません。
↑ ↑ ↑ 上二枚の形状は工具を使ってカバーを開けます。
2,黒いカバーの内側からドライバーでカバーを押し出すように当てると、カバーがやや動き(浮く)ます。
3,カバーは樹脂の爪で止まっているだけなので、もうひと押しするとカバーが本体から浮き、あとは表から浮いたカバーを指で割るように外します。
下の写真はゴルフ8のカギですが、カバーを金属のカギ自体が外す工具に使えます。
(パサート、アルテオン、ゴルフ8の車種がこの形状です)
Step2:
古い電池を取り出す
電池の取り出しには、写真にあるように「マイナスドライバーや事務クリップ」を使わないと取り出せません。電池の収まっている枠の1か所に隙間があるのでそこへ工具を挿入して電池の底から押し出すように取り出します。その際、電池が勢いよく飛んでいきますので、注意してください。
★Check
ここで、電池の型番をチェックしましょう。
主にフォルクスワーゲンのリモコンキー電池は2種類使用しています。
取り出した古い電池に打刻してあったり、ちょっと確認しにくいですが、リモコンキー本体にも小さく印字されています。
「CR2025」、「CR2032」が電池の型番です。
必ず同じ型番を準備しましょう。
正規ディーラー以外で電池の購入は、家電量販店やホームセンター、スーパーマーケット。更にコンビニエンスストアでも扱っているケースが多いです。出来るだけ大手メーカーの電池を購入することをお勧めします。
Step3:
新しい電池を入れる前にやっていただきたい事があります。
それは「リモコンボタン10秒長押し」です。
わずかな電気がリモコンキー本体に残っていると、それまでのデータが消えずに残っている事があるようです。リモコンキーには3つのボタン(開錠、リヤハッチ開錠、施錠)があると思いますが、電池を取り出した後の空の状態でどのボタンでも結構ですので10秒長押しをしてデータを飛ばしましょう。
Step4:
新しい電池を入れます。
電池の向きですが、「+」面が上。または「+」面が表面に見えている状態で取り付けます。真上から押し込むのではなく、電池を本体へスライドする様に入れ込みます。最後本体の爪が電池に引っかかって収まっていればオッケーです。
Step5:
いよいよ最後の作業です。「動作確認をしてカバーを閉じます」。
カバーを閉じる前に実際作動するか、リモコン本体のボタンを押して車両側が反応するか確認を行います。リモコン操作に対して車両側のハザードランプが点滅すれば確認完了です。
また、リモコン本体にも小さなパイロットランプ(赤色)が光りますので、それも目安になります。
最後にカバーを閉じます。カバーと本体の一辺がピタッと一致する部分を軸に閉じると、隙間なく閉じることが出来ます。閉じ方があまいと、隙間からホコリや水などが侵入しやすく故障の原因になりますので注意してください。
お疲れさまでした。以上で交換作業は終了です。
★古い電池の処理
交換し終えた古い電池は、そのまま捨てるのは厳禁です。必ず電池の両面にテープなどを貼って絶縁(電気が流れないようにする事)を行い各市町村の処理の指示に従いましょう。
下記リンクには、パナソニックの電池Q&Aを貼っておきます。
参考にしてください。
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