【検証】荷室にカギを置いたまま。。。
「キーレスエントリードアロックシステム」は、近年取扱いの多くのフォルクスワーゲン車に装備された便利機能のひとつですね。以降、名称が長いので「キーレス機能」と呼びます。
ドアロック解錠する際、リモコンキーのボタンを押さなくても、車両に近づくだけでキーを認識してくれます。あとはドアノブを引く又は、リヤハッチを開けるだけ。
自動で解錠を行ってくれるので、
・カギをカバンに入れたまま
・手荷物で両手がふさがっている
・傘を持っている時
などのシーンでこの機能のありがたさを実感します。
便利な機能ですが、キーバッテリーの消耗が「リモコンキータイプ」より早い点は、電池切れに注意が必要です。
キーレス機能がごく普通の機能として定着することは良い事だと思います。
ただ、思わぬシーンでドアロックがかかってしまうのではないか?「インロックするの?」そんな不安がよぎったことありませんか?無いですね。無いですよね。。。
今回は、荷室にスポットを当て、車のカギを荷室に置いたまま誤ってリヤゲートを閉めたらどうなるかを実際に検証しました。
インロックするの?しないの?
◇検証の条件
今回はワキブチスタッフにサポートしてもらって、検証開始。
検証前から彼は「インロックはしない」と言い切る。
一方、私は過去の経験上それは信じられない。インロックする派。
検証条件(2020年ポロを使用):
1、車両はドアロック(施錠)をした状態を確認。
2、カギのキー電池切れでない事を確認。
3、不測の事態に予備キーを用意。
4、一個カギを持って、リヤハッチゲート正面に立つ。
5、リヤハッチのVWエンブレムを操作して開ける。
6、わざとカギを荷室に置く(置き忘れた状態)。
7、ハッチを閉める。
さあ、結果どうなったか?
なんと!
ハッチを閉めた直後に、「ピッカ」とウィンカーが一回光る。
ロック(施錠)した時と同じ光り方。すなわち、インロックしたのか!?
いや違う、その後、
「ピカ、ピカ、ピカ」と何度かウィンカーが点滅した。
その作動確認を目撃した直後、
「ウィン!」リヤハッチが自動で解錠※した。
※ポロはリアハッチが半ドア状態に浮きました。
結果、インロックされることなく、荷室のカギを救出する事が出来た。
一連の作動からポロちゃんは、荷室にカギが残されていることを把握していて、誤って閉められたハッチを判断してドライバーに知らせてくれるようです。ワキブチスタッフのおっしゃる通りでした。
他のキーレスエントリー車種も同様の工程で試しましたが、どのモデルもインロックしないアクションをクルマ側が行ってくれました。
他、インロックしてリアハッチを押し返してくれるポロ以外に、
・ハザードランプの点滅を繰り返すだけのモデル。
・電動リヤハッチ機能の車両はハッチが閉まる途中で、作動が停止するモデル。
と、車種や年式でアクションが異なる事がわかりました。
★ここで注意★
キーバッテリーが十分に無いと、一時的な電圧低下でインロックしてしまう可能性が有ります。作動チェックする際は、事前に予備キーの動作確認を行った上、控えで準備しておくと安心です。
◇インロックするモデルは?
先程までは、「キーレスエントリー」機能搭載モデルの作動検証を行いました。
では、インロックするモデルは何か?確認してみましょう。
検証条件(2020年ポロでキーレスエントリー機能非搭載車を使用):
1、車両はドアロック(施錠)をした状態を確認。
2、カギのキー電池切れでない事を確認。
3、不測の事態に予備キーを用意。
4、一個カギを持って、リヤハッチゲート正面に立つ。
5、リモコンキーの真ん中のボタンを長押ししてロックを解除。
6、リヤハッチを開ける。
7、わざとカギを荷室に置く(置き忘れた状態)。
8、ハッチを閉める。
ここでキーレス機能非搭載車の特徴です。
エンジンの始動方式が「プッシュ式」ではなく「キーを挿し込む」タイプです。近年、フォルクスワーゲン車のカギは折りたたみ式のカギですよね。
「キーを挿し込む」タイプは格納したカギを出して、運転席ハンドル奥のキーシリンダーに挿し込みそして、カギを回してエンジンを始動させるタイプは、キーレス非搭載車です。
先程の結果どうなったか?
なんと!
ハッチを閉めた直後に、「ピッカ」とウィンカーが一回光る。
ロック(施錠)した時と同じ光り方。すなわち、インロックしたのか!?
そう、そのまま「インロック」しちゃいました。
なので、リアハッチを開けて荷室に用事が有る時は、カギの取り扱いに十分注意が必要です。
◇まとめ
キーレスエントリー機能は様々なシーンでとても便利です。それは、キー電池が十分にあってこそ機能が働いてくれます。非搭載車、含め荷室に用事がある場合、カギを荷室の床に置いたままや、他の荷物に紛れてそのままハッチを閉めてしまうと、インロックする可能性が有ります。
閉める前に一旦「カギが手元にある」、「手元のバックに入っている」など再度確認いただいて閉めましょう。
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