寒くても、屋根の除雪は重要ですよ

フォルクスワーゲンオーナー様の多くが「安全運転」を重要なキーワードの一つに置いていると思います。多分、今回の話題はご承知だと思いますが、念のため確認だけしておこうと思います。

2022年の冬。近年では一番寒い冬になっています。私の個人の感覚ですよ。
風も冷たく、雪が舞う回数も多いですね。岐阜市から15km程しか離れていない西濃地域、特に関ケ原町では観測以来の記録的な積雪となって、主要道路が一時通行止めになるほどでした。年末の米原地域に続き全国ニュースでも取りあがっていましたね。


岐阜市でも15cm程積もった翌日、降雪が週末だったこともあり道路の混乱も無く朝の出勤が出来ましたが、途中で危険な車を何台か目撃しました。

それが、「車の屋根に雪が載せたまま走る」光景です。

各窓ガラスの雪は取り除かれているものの、車の屋根の雪はそのまま。とりあえず、運転できる状態の視界確保をして出発したのでしょうが、皆様はこの状態で運転していると、この先に訪れるとても危険な現象を予測できますよね。

そうです。

ブレーキをかけた直後、屋根の雪はフロントガラスへなだれ込みむ現象。
あっという間に、視界が閉ざされます。

雪は意外と重いので、その場でワイパーレバーを操作しますが、
重さにワイパーで雪は取り除くことはまず困難でしょう。

走行中、ブレーキをかけるシーンって、どんな時ですか?

・信号が赤になった時
・踏切
・交差点の右左折時
・一旦停止
など。

もし、後続車がいたら。
もし、赤信号から青信号へ直ぐ変わったら。

その場で車から降りて除雪がが出来るでしょうか?
視界が閉ざされた状況で路肩に車を安全に停車させられますか?

実は対向車がまさにその状況に於かれた後継をたまたま見かけたのですが、とても危険なシーンでした。

雪が降るほどですから、除雪は寒いし、雪は冷たいので、最小限の除雪で終えたくなるかもしれません。が、「スノーブラシ」や「アイススクレーパー」などを使って出発前にしっかりと除雪を行いましょう。お湯で雪を融かす方法を聞くことがありますが、これは車に良くないので、雪は早く融けるそうですが止めましょうね。岐阜平野部で大雪になる頻度はシーズンに何回もありません。慣れない除雪作業ですが、どうか雪が屋根に積もった状態での運転は危険です。

必ず、運転前に道具を使って除雪を行ったうえで運転しましょう。